パッティングの「考え方」と、10秒で距離感をつかむ秘儀。

パッティングの考え方と、30秒で距離感をつかむ秘儀。

パッティングも他のショットと同様、「距離感」と「方向性」を合わせることが大切です。

「入れに行く」パッティングでは、「距離感」と「方向性」の両方を合わせる必要があります。
しかし、1パット目で「入れに行ける」状況になることは、実はそれほど多くありません。(当然本人の技量によりますが。)

多くの場合には、2打で確実に上がるために、「方向性」よりも「距離感」を合わせていく事が大切になってきます。距離を合わせに行った結果、1パットで入ることもあるという考え方にしておくことが大きな保険となるのです。

一番避けなければいけないのは、常に「入れにいく」パットをしてしまうことで、ロングパットで大ショートしてしまったり、下り傾斜で転がりすぎてしまい、返しを外して3パットという状況を徹底的に回避することです。

パッティングでは右打ちの場合、「距離感」は右手、「方向性」は左手で作るのが一般的です。

練習グリーンなどで距離感が合わないときには、実際にボールを手に取り下手からボールを投げてみて、距離のイメージを掴んでから、まずは、右打ちであれば右手1本でパッティングの練習に入ることが効果的です。

ボールを手に持ち、下から目標に向かって投げると、無意識に利き手の親指、人差し指、中指の付け根から指先を使って投げます。この3本の指や指の付け根で感じているフィーリングが大切で、感覚的な距離感を決めていきます。
以下で紹介するドリルを行うことで、距離感を掴むことに繋がります。

あ、そういえば、タイガー・ウッズも良く右打ちで練習してますね。
以下の動画では、少し強めのフィーリングから、徐々に「距離」を合わせに行っているのが分かるかと思います。

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タイガー・ウッズとロリー・マキロイのチップショットから至極のテクニックを盗む。

タイガー・ウッズとロリー・マキロイのチップショットから至極のテクニックを盗む。

今日紹介するのは、タイガー・ウッズとロリー・マキロイのチップショット比較映像です。
上級者の「形」からチップショットのポイントを盗んでみましょう。

まずはこちらの映像からご覧ください。
角度的にボール位置が見えませんが、どちらも30ヤード程度のチップショットでしょうか。

いくつか共通したポイントが見えてきますね。

・セットアップ

前傾角度や、スタンス幅、肩のラインに注目できます。スタンス幅はショットよりも明らかに狭いです。同距離のチップショットであれば、上級者のスタンス幅は皆同じようなものでしょう。

・ストローク

腰の高さまでのテイクバック。両手位置は右大腿部までしか上がっていません。両者とも、背骨を中心とした回転運動を行いながら、一定のストロークリズムで打っています。

この、振り幅、リズムから飛距離が想像できるということが決定的に重要なんです。

もし、あなたがタイガーやマキロイと同じ男性であれば、同距離を打つのに力は殆ど関係ありません。
ご自身の30ヤード程度のチップショットをイメージ頂ければと思いますが、2人よりテイクバックが大きすぎたり、コックを使いすぎてしまっていれば、反動によりインパクトで緩めたり、フォローを小さくとって距離を調整しようとする動きとなるはずです。当然、距離は合わせにくくなりますし、インパクトの精度も下がりミスショットの要因になります。チップショットが苦手な方は、ストロークのリズムもテイクバックとフォロースルーで同じリズムになっているかどうかチェックしてみると良いかと思います。

・インパクトからフォロースルー

インパクトからフォロースルーにかけての腰・上体の開き方、ボールを追う目線の上げ方、フェース向きの確保に注目です。

小さいショットですが、両者ともインパクトまではしっかり頭が残っています。体の回転に従い顔も同調しながら回転し、目線は左目→右目の順にボールを追っています。
結果を気にして早めにボールを見ようとすると、前傾が崩れたり体そのものが起こされてしまい、トップなどのミスにつながります。

上級者の「形」から盗めることは沢山ありますね。上達のヒントになれば幸いです。

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