ルーク・ドナルドのパター練習ドリル風景。正面から。

ルーク・ドナルドのパター練習ドリル風景。正面から。

ルーク・ドナルドのパッティング技術は、パターの名手、藤田寛之に「タッチの合わせ方がすごく、どの距離も入りそうになる」と言わしめた程と言われています。
ただ、ルーク・ドナルドは、「自分のパッティングは、独自のドリルの賜物である。」と発言しています。

では、どのようなドリルをしているのでしょうか。

ルーク・ドナルドは海外のインタビューで、パッティングについて問われ、こんな風に答えています。

「パター練習は最重要視している。距離感を合わせるためのドリルの1つとして、1メートルから2メートル(正確には4-8ft.と発言)の距離から連続してホールに入れる練習をしている。20個のボールを状況が異なる4つのホールの周辺にセットし、15個がカップインすることを目標に集中して行っている。失敗したらまた20個から始め、集中力を高めるようにしている。」

パターは距離感と方向性を合わせることが大切ですが、では、ルーク・ドナルドがどのような練習をしているのか、少し見てみます。


パッティングストロークのリズムがすばらしく、左右対称に振っています。
また、プロは皆同じですが、ストロークの際に下半身が微動だにしません。
下腹部、腹筋に一定の力感と、上半身、肩を左右に振るリズムが良くないとこのようなパッティングには中々なりませんね。

追記:
ルーク・ドナルドの後方、前方からのパッティング練習シーンを追加。

↓のような器具を使い、フェースをまっすぐ引いてまっすぐ打ち出す練習をしています。

別の練習風景。
セットアップされたボールの前にティーを刺して練習しており、ストロークがアウトサイドに流れ、プッシュアウトしないように注意しているようです。(少し見にくいですが。)

そもそも、タッチや方向性を合わせるための練習も、正しいセットアップとストロークで練習していなければ意味がありません。
トッププロも、基本に忠実だったことが分かります。

おまけ
ルーク・ドナルドがフックラインのタッチを合わせる練習風景。アドレス時と傾斜ポイントにティーを指すことで、ボールの曲がりをイメージしているようです。

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ルークドナルドの完璧なスイング。安定したスイングのためのチェックポイントを解説。

ルーク・ドナルドの完璧なスイング。安定したスイングのためのチェックポイントを解説。

イングランドを代表するトッププロ、ルーク・ドナルド選手のスイングのポイントを紹介します。

ルーク・ドナルド選手のスイングのポイント。

1.綺麗なポスチャー。アドレス、前傾角度。ポスチャーが崩れていては美しいスイングになることは無い。

2.左脇が締まり、背骨を中心として回転するテイクバック。手先で上げると、左脇が空く画像になる。
 右腕前腕とシャフトが重なる。これは適切なコック+オンプレーンにクラブが上がっている場合このような画像になる。

3.切り返し。トップから右のお尻の位置が変わらず、左のお尻を切る画像。骨盤の前傾角度を保つためにはこの動きが必要。
右腰が右前方に出ると骨盤の前傾が保てず、体が起こされることでシャフトが外側に寝てしまい、ダフリ、トップの元凶となる。
右足が浮かない。右足内側、右足拇指球に加重されていて、地面方向に力を使えている証拠。これも理想的。
シャフト。テイクバックと同様に、右腕前腕とほぼ重なって下りてくるスイング。オンプレーンで戻ってきている状態。

4.インパクト。依然として右足で蹴り込んでいる。腰は回転し、上半身は後方に残すことでプレーンを維持。
リストターンが完成しているため、クラブのグリップエンドが画像に写ってくる。
リストターンが甘かったり、シャフトが外側に寝てすくい打ちのインパクトになると、グリップエンドが画像に写ることは無い。

文句の付け所が無いスイング。参考になるはずです。

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