「利き目」とゴルフスイングの切っても切れない関係

「利き目」とゴルフスイングの切っても切れない関係



人間には「利き目」があります

手や足と同じように、よく使う側の目を「利き目」といいます。人間は立体的に物を見るために、「効き目」を基本として、もう片方の目で「利き目」を補いながら物を見ます。
この「利き目」がゴルフプレーの様々な場面で影響を及ぼしていること、ご存知でしょうか。


「利き目」の調べ方

まずは指で輪を作り、両目で対象が中心に来るように見ます。図のように、OKを作りながら、ボールなどを見ます。
ok2
その後、片目ずつ閉じながらボールを見ていくと、対象が中心に入らない方の目があることが分かります。中心に入る方が、あなたの「利き目」です。


「利き目」は訓練で変えることが難しい

普段、私たちは両目を開いて物を見ます。ただ、この場合でも「利き目」が自然と働き視界を作っています。この「利き目」は、無意識に使われている目です。左利きの人が右手を上手に使えるようになるよう訓練するなど、「利き腕」や「利き足」は矯正ができますが、「利き目」は訓練で変えることが難しいと言われています。自分の持って生まれた特性として、上手くゴルフに生かすことが上達のヒントですよね。


「利き目」とゴルフの関係

ゴルフでも様々なシーンで「利き目」が影響を及ぼします。アドレスに入る前にターゲットを定める時や、スイングでボールのライや状況を確認する時、パッティングでラインを読むときなど、対象を「利き目」で見ることになります。日本人の約60%の人が右目が「利き目」と言われているようです。


右目が「利き目」の人の注意点

ここでは右打ちのゴルファーを前提とします。
ゴルフスイングを行う上で、右目が「利き目」の人は無意識に右目でボールを見ようとするため、セットアップでアゴが左に傾きボールを指すような形になります。同じ理由で、上半身が開いたセットアップになりやすいです。また、鼻が高い人はセットアップの時に、鼻が視界に入ってしまい邪魔に感じることもあるようです。特に右目が「利き目」の人は、ご自身のセットアップでアゴや肩のラインが狂っていないか、誰かに見てもらうか、撮影などで確認してみると良いでしょう。

 右目が「利き目」の人は、バックスイングで捻転しようとすると、ボールが視界から外れやすくなります。このため、上半身の捻転量が少なくなりがちです。左肩の入りが甘いスイングと呼ばれる形がありますが、左肩がしっかりアゴの下に入るように捻転する意識を持ってみてください。特にドライバーショットなど長いクラブでは、捻転が少ないバックスイングからダウンスイングで上半身ごと開いてしまうアウトサイドイン軌道に注意が必要です。右目が「利き目」の人は、あえて利き目の右目をつむってセットアップやスイングを行う練習などが効果的と言われています。


左目が「利き目」の人の注意点

こちらでも右打ちのゴルファーを前提とします。
実は、右打ちで、左目が「利き目」のゴルファーは、右目が「利き目」のゴルファーよりもかなり有利です。例えば野球でも、右目が「利き目」のバッターが左打ちを習得することがありますが、これは左打ちの方が、ピッチャーが投げたボールと右目までの間に障害が無く、ボールの軌道が見易くなることが理由の1つです。例えばドライバーショットでは、左目が「利き目」のゴルファーは左目で左足側にあるボールを見ているため、スイングの間、視界を遮るものがありません。このため、バックスイングでもボールを見続けることができ、捻転が楽に行いやすくなります。また、トップスイングからダウンスイングにかけてもボールを横から見続けられるため、インサイドからクラブを下ろしやすくなります。左が「利き目」の人は、肩が回りやすいため、過度なオーバースイングと右側へのスエーに注意が必要です。


「利き目」とパッティングの関係

「利き目」は、当然ですがラインを読むときにも影響があります。「利き目」は近距離、「利き目」の反対の目は遠距離を見るのが得意と言われています。パッティングのラインは「利き目」側で確認していくことがポイントになります。普通に両目で読めば自然と「利き目」で見ることになりますが、顔を傾けたり、カップの横方向から逆側の目で傾斜やラインを読んだりする場合には、ターゲットラインがずれる事があるので、このような場合でも「利き目」側で確認していくことがポイントです。


「利き目」の反対側の目を意識的に使う

ゴルフでも「利き目」の存在はあなどれません。利き手が右で、右が「利き目」の日本人は全体の74%の方が該当するようです。肩が入り難いと感じたり、アウトサイドイン軌道に悩んでいる方は、一度、利き目を確認されてみては如何でしょうか。

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30ヤードのチップショットで左右のばらつきを抑えるコツ

30ヤードのチップショットで左右のばらつきを抑えるコツ


寄せワンを狙いたい残り30ヤードも、左右に球がばらつけば難しい

残り30ヤードからのアプローチでは、よほど厳しい状況で無い限りは、寄せワンを狙っていきたい距離ですよね。こんな状況でも、アプローチの方向性が良くなければ、ワンパットで狙える距離に寄せることが難しくなります。
今日はそんな30ヤード程度からの寄せで左右のばらつきを抑えるコツを紹介します。


ボールがばらつく原因は大きく2つ

短い距離のチップショットでボールが左右にばらついてしまう原因は、大きく2つです。


1つ目は、バックスイングのミスです。
これは、インサイドに引きすぎていたり、アウトサイドに上がっていたりするミスですが、まずはバックスイングが正しく上がっているかチェックしてみてください。正しいテークバックの上げ方については、こちらの関連記事もご覧ください。
(関連記事:テークバックを劇的に改善するシンプルなドリル



2つ目はフェースターンのタイミングが一定しないことによるミスです。
フェースが閉じて当たれば左に、フェースが開いて当たれば右に飛び出します。テークバックは正しく上がっているのにボールが左右にばらつく人は、こちらを疑ってみましょう。


フェースターンを抑えたアプローチをマスターする

アプローチには大きく分けて、フェースターンを抑えて行う方法と、フェースターンをしっかり行う方法の2つがありますが、どちらの場合でも、全くフェースターンを行わないということはありません。まずは、フェースターンを抑えて行う方法をマスターすることで、球の左右のぶれを抑えることができます。


簡単な対策は、バックスイングでできた左手首(右手首)の角度をキープしたままスイングを行う方法です。30ヤードのアプローチでは、ほとんどコッキングを行わなくても届く距離ですが、バックスイングでは右手首、左手首の両方とも親指の付け根方向に軽く曲がります。ここでできた手首の角度をキープしたまま、体を回すことでボールにコンタクトさせるアプローチを行うことで、フェースターンを抑えることができます。


この場合、利き手側は器用なので特に注意が必要です。管理人は右利きですが、右手側はあらゆるショットで意識を殺したいと考えています。特に方向性は「左手」で作りたいので、このようなアプローチでは、左手首の角度を意識するようにしています。ただ、右手首の角度の方がキープしやすい人は右手首でも構わないでしょう。


フェースターンを抑えた打ち方を行うと、通常はほんの少しだけ右に出やすくなります。この場合はアドレスで少し左を向いたり、ボール位置を調整することなどを試します。少なくとも出玉の方向は一定になりやすくなりますので、微調整しながらご自身の「真っ直ぐ」を見つけてみてください。


参考になれば幸いです。


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