50ヤード以内、注意しているのに池ポチャしないためのヒント

50ヤード以内、注意しているのに池ポチャしないためのヒント

50ヤード以内でのハザード越えは高いボールで攻めたくなる

今後、スイング動画を紹介する合間を見て、状況別のテクニックを紹介して行きたいと思います。今回は、50ヤード以下、ハザード越えのピッチショットを打ちこなすヒントです。
残り50ヤード以内で池やバンカーを超えた先にグリーンがあると、どうしても高いボールを打ちたくなってしまいますよね。このような状況で注意しているのに池に入れてしまったこと、ゴルフをする方であれば誰でも経験があるのではないでしょうか。

スイングでは視線の高さが大切

ゴルフスイングでは視線の高さがとても大切で、高いボールを打ちたい意識が強くなると、無意識にアドレスの段階から視線が高いところに行きやすくなります。
目の前にハザードがある場合には余計にこの傾向が強くなります。視線が高い位置に上がってしまうことで、自然と右肩が下がったセットアップとなっていないか注意してみてください。
右肩が下がったアドレスでは、ダフリを誘発し易くなってしまい、池に吸い込まれるようにボールが落ちていってしまいます。

ボールはロフトが上げてくれます

ボールはクラブのロフトが上げてくれるので、視線はできるだけ低く。が大原則です。
特に池越え50ヤード以内のピッチショットの場合にはボールの落とし所だけに集中して、普通にスイングすることがポイントです。

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トッププロによるフェースの返りを抑えたピッチショット5選。

トッププロによるフェースの返りを抑えたピッチショット5選。

100ヤード以下のウェッジショット、トッププロによるフェースの返りを抑えたピッチショット5選。リストターンを抑えることで、方向性を確保したい意図が見えるショットです。

スティーブ・ストリッカー(Steve Stricker)のピッチショット 69ヤード

左足を半歩下げたオープンスタンスのセットアップ。クラブの振り抜きを良くしている。スイングに始動前に軽く左に動くアクションを入れてリズムを確保している。

ベン・ホーガン(Ben Hogan)のピッチショット

こちらはワッグルを入れながら肩のスクウェアラインに対して、右足を少し下げクローズにセットアップしてショット。

アダム・スコット(Adam Scott)のピッチショット

リストターンを抑えると出玉が右方向へ出やすくなるが、このアダム・スコットのように、通常のショットよりもフォロースルーで上半身を早めに左へ回転させてあげることで右に行くことを抑えることができる。短い距離はできるだけボディーターンで打って行きたい。

ラッセル・ヘンリー(Russell Henley)のピッチショット

ほぼ両足を揃えたセットアップ。体重移動が制限されることで振り幅がコンパクトに収まる。クラブヘッドは腰の高さより上まで上がっているが、リストコックを行っていないためアプローチというよりはパッティングストロークの延長のようなイメージでショットしていることが見て取れる。個人差があるが概ね40ヤードの以上ショットになると、通常はリストコックを使って打っていくイメージとなるが、このヘンリーの映像ではリストコックを使うことで方向性が悪くなることを嫌っていることが伺える。

リッキー・ファウラー(Ricky Fowler)のピッチショット

アプローチではスタンス幅は狭く、ボールと体との距離を近づける。飛ばないセットアップのお手本。

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