絶対曲げない方向性を手に入れる。トッププロによるライン出しショット特集。

絶対曲げない方向性を手に入れる。トッププロによるライン出しショット特集。

ライン出しショットとは、方向性を重視したコントロールショットのこと

ライン出しショットとは、距離よりも方向性を重要視したショットのことを指しています。
ゴルフのフルショットは基本的に左右に曲がるものと考えておいたほうが無難で、ラインを出していくショットは、距離を多少落としても曲げたくない場面で多用されます。

ライン出しショットは、リストを返さずボディーターンで打つ

ライン出しショットの打ち方は、リストコックを維持したまま、リストターンを可能な限り抑えて、体の回転で打つイメージでスイングします。
ボール位置をフルショット時よりも若干だけ右足寄りに置き、ロフトは立てて使います。振り幅はスリークォーターショット程度に収めます。
感覚的には、コッキングでできた左手首と右手首の角度を維持したまま、リリースせずに固めている感じでショットを行います。

ライン出しショットを打ちこなせるようになると、距離はフルショットに比べると5~10ヤード程度の落ちるのが一般的でしょうか。これ以上距離が落ちるとクラブ選択が難しくなります。
ライン出しショットの場合、リストターンを押さえてフォローを低く取るため、低い球筋のボールになります。風の強い状況などで活用できるショットとなり、このコントロールショットを覚えると活用の場面がとても広がります。

タイガー・ウッズのスティンガーショットもライン出しショット

ちなみに、スティンガーショットと呼ばれるタイガー・ウッズのショットは、ライン出しショットのことですが、ロングアイアンやスプーンなどでも正確に方向を出してくることから、正確な赤外線誘導で低高度で飛ぶミサイル兵器のスティンガーミサイルに例えて呼ばれる呼称です。
なお、ライン出しショットは、フェース面をキープしながらショットを行い、ボールをリストターンで捕まえる要素が少ないため、ドライバーやスプーンなどバックスピン量が少なく、サイドスピンがかかりやすい低ロフトのクラブで打ちこなすには高い技術が必要となります。

丸山茂樹によるライン出しレッスン

ハンター・メイハンのライン出しショット アイアン正面

ジョナサン・バードのライン出しショット 8番アイアン正面・後方
素振りの段階からフェース面をキープし、リストを返さないイメージを出している。

タイガー・ウッズのショートアイアンでのスティンガーショット 前方

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タイガー・ウッズ、全米オープンでのスティンガーショット。7番アイアン。

タイガー・ウッズ、全米オープンでのスティンガーショット。7番アイアン。
スティンガーショットとは、パンチショット、ライン出しショットのことであるが、タイガー・ウッズはライン出しショットとしては打ちこなすのが難しいロングアイアンや3Wなどでも正確にラインを出してくるため、タイガー・ウッズのライン出しショットのみ、赤外線誘導ミサイルであるスティンガーミサイルになぞらえて、スティンガーショットと呼ばれている。

ライン出しショットについては、こちらの記事(絶対曲げない方向性を手に入れる。トッププロによるライン出しショット特集。)もご覧ください。

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