アダム・スコットが採用!エイムポイント・エクスプレスリード(AimPoint Express Read)とは何か。

アダム・スコットが採用!エイムポイント・エクスプレスリード(AimPoint Express Read)とは何か。

今回は、エイムポイント・エクスプレスリード(AimPoint Express Read)を紹介します。
エイムポイント・エクスプレスリード(AimPoint Express Read)とは、グリーンの読み方の技術で、近年、多くのトッププロが採用しています。

エイムポイント・エクスプレスリードを使いグリーンを読むアダム・スコット(WORLD GOLF RANKING 5位 / 2015年2月時点)

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エイムポイント・エクスプレスリードを使いグリーンを読むリディア・コ(ロレックス女子世界ゴルフランキング1位 / 2015年2月時点)

エイムポイント・エクスプレスリードを使いグリーンを読むジェイソン・ダフナー(WORLD GOLF RANKING 49位 / 2015年2月時点)

エイム・ポイント理論は、世界的に有名なビジネススクールであるウォートン・スクールでMBAを取得した、マーク・スイニー(Mark Sweeney)氏により開発されました。
スイニー氏は、あらゆる物体は、物理の法則に従い動くという前提に立ちます。
すなわち、ゴルフボールは、重力(グリーンの傾斜)と摩擦(グリーンの硬さや芝目、風など)と打ち出しの強さが同じ条件であれば、規則的に動くものと考えました。

これを体系的にしたものが、エイムポイント(照準点)理論です。

エイムポイントは、正確にグリーンを読むためグリーンで器具や専用のチャートなどを使うため煩雑でした。これを改善するため、最近、器具を使わずに簡易に行えるエイムポイント・エクスプレスリードが開発され、現在はこちらが主流となっています。

エイムポイント・エクスプレスリードを使い、ボールの狙い場所を決定する手順

エイムポイント・エクスプレスリードでは、体を使い情報を集め、ボールの狙い場所(照準点)を決定していきます。
非常に簡易的な手順としては以下です。

1.傾斜の確認

まず、カップに正対して立ちます。重力が右足、左足のどちらに掛かるかを感じ、傾斜を確認します。右から左、もしくは左から右の傾斜を0(フラット)~5(急勾配)の段階に見積もります。※本家エイムポイントは勾配を7段階に分類します。

2.曲がり幅と狙いどころの確認

ボールの位置まで戻り、1.で確認した段階分だけ指を立てます。例えば右から左への傾斜(フックライン)が3段階であれば、3本の指を立てます。そして、立てた指をカップに重ね、カップの右淵に一番左の指を合わせます。この時の一番右側の指が指し示す位置が、ボールの打ちだし位置となります。(例ではフックラインのため、カップ右淵に左の指を合わせます。スライスラインの時は逆に、一番の右の指をカップの左淵に合わせていきます。)

紹介動画:2:44近辺から、アダムスコットがエイムポイント・エクスプレスリードを使いグリーンを読んでいる様子が、3:09近辺から、指を立ててエイムポイントを示す方法が紹介されています。

興味のある方は、エイムポイントのパッティングクリニックがありますので、参加されてみてはいかがでしょうか。(参考リンク:エイムポイントエクスプレスパッティングクリニック

また、エイミングの書籍としては、こちらの本が詳しく一読の価値があります。(kindleで買えます。)

パット・エイミング教本―あなたはもう迷わない!パットの狙いにはちゃんと法則があった

上級者になればなるほど、パッティングの重要度が上がることは言うまでもありません。ご興味ある方は試してみてはいかがでしょうか。

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アゲインストでも安心、パンチショットを完全マスター

アゲインストでも安心、パンチショットを完全マスター

今回はパンチショットの特集です。

例えば、強い向かい風が吹いている時などに高い弾道のボールを打ってしまうと、距離を大幅にロスしてしまいます。
こういった状況では、出来るだけ低い弾道の強い球を打ち、さほど距離を落とさずにボールをコントロールして行きたいものです。
パンチショットはこのような状況で威力を発揮します。
また、ディポット跡にボールがはまってしまったような状況や、林の中から脱出したい時などにも効果的なショットとなります。

パンチショットのセットアップ

パンチショットですが、以下のようにセットアップしてショットします。

1.クラブを1番手大きくして、グリップを少し短く握る

 特に、向かい風が吹いている時には、このセットアップを行います。

2.左足加重にする

 アドレスで若干、左足の加重を多くし、ボールから確実にインパクトできるようにします。

3.ボール位置は通常よりもセンター寄りへ

 ボール位置は通常のセットアップよりも、ボール1~2個くらい内側へセットアップします。
 こうすることで、ボールに直接インパクトし易くなります。

4.重心を下げる

 低重心で構え、特に下半身の上下左右への動きを極力抑えます。

5.左右への体重移動を抑える

 パンチショットはコントロールショットの一種です。体重移動は飛ばしの観点からは重要ですが、ボールをコントロールしたい時には、体重移動を抑えることで、飛距離を犠牲にしてもインパクトの再現性と精度を高めることが基本です。

6.フォローを低く取る

 スイングは振り切らず、フォローを低く取ります。パンチショットではこのフォローが肝です。

トッププロのパンチショット

以下は、2013年、全米オープン覇者、ジャスティン・ローズによるパンチショットの解説です。セットアップとフォローに注目してみてください。

ジャスティン・ローズ(justin rose)によるパンチショット解説

パンチショットは何故か、力みやすいショットです。「パンチショット」という名前のせいでしょうか。ゴルフスイングでは殆ど全ての状況において、力みは不要です。パンチショットでもセットアップさえしっかりしておけば、以下のトッププロのショットのように、力む必要はありません。

トロイ・メリット(Troy Merritt)のパンチショット

このトロイ・メリットのショットは、理想的な力感ですね。

アダム・スコット(adam scott)のパンチショット

出玉の低さに注目してみてください。クラブの番手(ロフト角)とセットアップ次第で、かなり低い弾道でも打ち分けることができます。

パンチショットは活用シーンの多いショットとなりますので、是非マスターしてみてくださいね。

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