宮里藍のレンジ練習、各種ショット&ショートゲーム特集。

宮里藍のレンジ練習、各種ショット&ショートゲーム特集。

米国ツアーで活躍する藍ちゃんのレンジ練習、各種ショット、ショートゲームの特集です。

宮里藍のレンジ練習風景。ドライバー後方。
ドライバーショットの練習ですが、最初はゆったりとしたスイングから、徐々に早いスイングへ移行しています。

こちらも宮里藍のウォームアップ風景。アイアンショット&ドライバーショット正面。

宮里藍のウッドショット 後方スロー。

宮里藍のバンカーからのリカバリーショット。
距離のあるバンカーショットですが、フォローを低めに取りランを稼ぐ上手いリカバリーを見せます。

宮里藍、ラフからバンカー越えのピッチショット。直接カップイン。

宮里藍のラフからのチップショット。直接カップイン。

藍ちゃんは米国ツアーの中でも屈指の低パッティングアベレージ(2010年~2012年の3年でランキング4位前後)を誇っていますが、フェアウェイキープ率は10位前後、パーオン率がやや悪く40~60位です。藍ちゃんというとショートゲームの上手さが際立つ印象ですが、数字もそれを示していますね。

参考までに、宮里藍のフェアウェイキープ率は、2010年18位(73%)、2011年12位(79%)、2012年9位(79%)。パーオン率は2010年69位(65%)、2011年60位(66%)、2012年41位(68%)パッティングアベレージ2010年3位(28.67)、2011年4位(27.17)、2012年4位(28.68)となっています。

おまけ:宮里藍の英語でのインタビュー風景。
2006年から米国ツアーに参戦している藍ちゃんですが、英語でのインタビューもお手の物ですね。

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正確なスイング動作をマスターできるシンプルで最強のドリル

正確なスイング動作をマスターできるシンプルで最強のドリル

スイングは通常のショットの場合、アドレス、バックスイング、トップ、ダウンスイング、インパクト、フォロー、フィニッシュの7つのステップで構成されています。
実はゴルフスイングは、ステップごとの『足し算』で修正していくことが出来ます。

ステップごとに『正しい動き』を理解し、意識的に『正しい動き』を行いながら、それぞれのステップを繋げることでスイングを作っていくことができるのです。
スイングを作る上で大切なことは、自覚しながら『正しい動き』を繰り返し行い、『正しい動き』を体に記憶させることです。

ただ、例えばフルショットの練習ばかりしていると、『正しい動き』を行おうとする意識が『飛び』ます。
アドレス、バックスイング、トップまでの間は、ハッキリと動きのイメージを持ちながら動けていても、切り替しからフィニッシュまでの間では意識が完全に飛んでしまい、勢いと惰性で振りぬいてしまうということが起こります。

意識が飛んだ状態で球筋だけを追っていても、『正しい動き』どころか、そもそも、どのように動いたのかどうかが分かっていないのです。

これでは、ボールが右に曲がろうが左に曲がろうが、スイングのどのステップに本質的な原因があったのかは闇の中です。
この状態でボールをトラック一杯打ちまくっても、動きの誤りを永久に修正できないことは自明でしょう。
むしろ、適当に原因に当たりをつけていくことで、本来正しく動けているステップを壊してしまったり、更に下手を固めてしまったりします。

今日紹介するのは、自分のスイング動作に意識を向け、正しいスイングを体に記憶させることができる最強のドリルです。

それは、超スローで素振りを行うドリルです。

通常のスイングは1秒程度で終わってしまいますが、最初は1スイングに1分、慣れてきたら2~3分かけて行ってみます。
この時、ボールを打つ必要はありません。

このドリルをやってみると、いくつかのことが明確に分かります。

 ・非常に疲れます。体に正しい動きを自然と刷り込ませることになります。

 ・冒頭の7つのスイングステップのうち、『正しい動き』の理解が乏しいステップは、素早く動こうとしてしまいます。体・腕の動きや位置関係、力感、クラブの状況、フェースの向きなどのインプットが無いステップでは、無意識に早く動いて通過させようとします。理解の不十分なステップが自ずと浮かび上がるので、そのステップの『正しい動き』について情報を追加していくことで、更に動きのイメージと理解が深まります。

意識が『飛んだ』状態で毎日100球フルショットするよりも、超スローのスイングを毎日2、3回やるほうがよほど上達の近道です。

なお、このドリルは宮里藍選手も取り入れています。参考になさってください。

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