これで冬の薄芝も怖くない。冬場のアプローチテクニック3選。

これで冬の薄芝も怖くない。冬場のアプローチテクニック3選。

冬の薄芝からのアプローチは上級者でも難しい

冬の薄芝からのアプローチは上級者でも苦労する状況かと思います。

冬場の芝は曲者で、芝が短く地面が露出して土が混ざり滑りにくいという特徴があります。芝が短いと、ボールと地面の間に空間が少ないため、クラブの歯に直接当たるトップのミスが出やすくなります。
また、土が混ざるとバンスが滑らずザックリしたり、綺麗に当てようと鋭角にクラブを入れすぎて地面に刺さってしまったりと、ミスの確率が非常に高い状況と言えます。

今回は、このような薄芝からのアプローチテクニックを紹介します。

その1.FWやUTを使ったランニングアプローチ

FWやUTなどのソールの厚いクラブを使って寄せるテクニックです。ランニングアプローチが使えそうな状況であれば積極的に使いたい手段となります。
FWはUTはソールが厚いため、よほど打ち込みでもしない限り、ダフらせることの方が難しいクラブです。ザックリとトップの両方を防止することができ一石二鳥です。
最初は距離感が難しいので、練習や実線で積極的に使ってみて、ご自身の距離を理解しておくとよいかと思います。

参考動画として、タケ小山さんの解説をご紹介します。

その2.クラブのトウ側を使ったピッチエンドラン

ランニングが使えず、ピッチエンドランが必要となる場合には、こちらのアプローチが効果的です。使用クラブはAW~7番くらいまでを使います。
通常のセットアップではなく、クラブのヒール側を少し浮かせて、クラブのトウ側にボールをセットして、パターのように吊るしてグリップします。アドレスではボールの近くに立ちます。
そのまま、フェースの芯ではなく、クラブのトウ側でインパクトします。

このアプローチはソールと地面との接地面積が小さいので、多少手前に入っても抵抗が少なくザックリせずにクラブが滑ってボールを拾ってくれます。芯を外して打つため、ボールの勢いがかなり死にます。距離感は1.と同じように練習が必要ですね。

こちらも参考動画をご紹介します。

その3.SWを使ったロブショット系のアプローチ

最後は、かなりリスクを伴う打ち方です。あらかじめミスショットした後のことも考慮した上での選択となります。
ゴルフのスコアをUPさせるためには、ご自身の技量の中で、簡単にできそうなことを、できるだけシンプルに行うことが肝です。簡単な選択があるのに、あえて難易度が高く、成功の確率を下げる選択をする必要はないのです。

このショットは、例えば冬芝のからのバンカー越えなど、ランニングやピッチエンドランが使えない時に採用します。通常SWのロブショットではフェースを開いて使いますが、冬場にこれを行うとバンスが大きくなりすぎクラブが跳ねて、ダフリやトップを誘発します。

このSWのバンスを殺すために、SWのヒール側からバンスを斜めに使い、ボールの下へ潜らせるテクニックがあります。コツは、SWのヒール側から鈍角にクラブを入れ、軽いアウトサイドインの軌道で振り抜くことです。このショットはクラブのヒール側からボールに入れるため、常にシャンクのリスクが伴います。フォローで手元が前に出るとアウトなので、グリップエンドと体の距離を一定に保つことが大切です。

こちらも、参考動画をご紹介します。

いかがでしたでしょうか。
冬芝の攻略法をしっかり押さえて、冬ゴルフでもスコアを落とさずプレーしたいものですね。

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タイガー・ウッズのロブショット練習風景。正面スロー。

タイガー・ウッズのロブショット練習風景。正面スロー。

若干、ハンドレイト気味に構えたアドレス。
ロブショットは色々な打ち方がありますが、通常のショットよりややハンドレイトに構えることで、ウェッジのバンスが使いやすくなります。

スタンスを少し広く取り、両膝の高さを変えずに切り返しからインパクトを迎えています。
振りぬき後はリストターンを抑え、上体ごと進行方向に回しています。

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