2010年PGAツアー賞金王、マット・クーチャー(Matt Kuchar)のドライバーショットから見るダウンスイングの形

2010年PGAツアー賞金王、マット・クーチャー(Matt Kuchar)のドライバーショットから見るダウンスイングの形。

2010年のPGAツアー賞金王、マット・クーチャー(Matt Kuchar)のドライバーショット。

マット・クーチャー(Matt Kuchar)のドライバーショット。後方スロー
レイドオフ、低いトップオブスイングが独特の特徴あるスイング。

ダウンスイングの早い段階から、フェース面を閉じて下ろしてくる理想の形となっていることが分かる。

ダウンスイングではフェース面を閉じ、ボールを捕まえるための動きが大切。

マット・クーチャーのこの動きは、ダウンスイングでフェース面を閉じ、ボールを捕まえられる形でインパクトするための準備。技術的にはリストコックとトップポジション、そしてリストターンが密接に関わっている。この、フェース面を閉じてダウンスイングを迎えられるかどうかは、多くのアマチュアとプロや上級者のスイングとを分けるはっきりとした違いの1つ。ダウンスイングでは、フェース面が右上方向を向いて入らないようにチェックしておきたい。要はフェースが開いた状態でダウンスイングからインパクトへ入る動きなのだが、これではスライスボールが基本で、右を嫌って無理やり腕を返す引っ掛けボールが出てくる温床となってしまう。

マット・クーチャー(Matt Kuchar)のドライバーショット。正面スロー
正面から

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タイガー・ウッズのコーチ、ショーン・フォーリー(Sean Foley)による、バンカーショットレッスン

タイガー・ウッズのコーチ、ショーン・フォーリー(Sean Foley)による、バンカーショットレッスン

タイガー・ウッズのコーチ、ショーン・フォーリー

タイガー・ウッズの復活の影には、ショーン・フォーリー(Sean Foley)のコーチングとスイング理論がありました。ショーン・フォーリーとその理論については関連記事をご覧ください。(関連記事:タイガー・ウッズを復活させた名コーチ、ショーン・フォーリー(Sean Foley)による、スイング軸の考え方。

ショーン・フォーリーが考えるバンカーショットの考え方

基本的にバンカーショットは、故意にダフらせることで砂を打ち、砂の爆発力でボールを打ち出すショットです。このため、ボール位置よりも手前にクラブを入れていくことが求められるショットです。

バンカーショットの鍵は、毎回同じ場所にクラブを落としていくことだとショーン・フォーリは言います。フォーリーは、ベルトと胸骨の中心が真っ直ぐのライン(中心線)になっているか確認し、中心線よりも左側に加重、その加重位置をスイング中に変えずにショットを行うことを推奨しています。

多くのアマチュアはボールをすくい上げようとするために、セットアップよりも手前にクラブが入りすぎてしまうことも加重位置を変えずにおくことの理由だとフォーリーは言います。セットアップでは左足側に多く加重し、ベルトとお腹の中心線を前方に移動させます。基本的には砂をヒットしたい場所の上に右胸の位置をキープしながらスイングを行うことで同じ位置にクラブを落としていくことが可能となります。

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