究極のスイングリズム&テンポを、天才少女リディア・コ(Lydia Ko)のスイングから学ぶ
ゴルフスイングで大切なこと
ゴルフスイングで大切なことの1つに、体とゴルフクラブの動きを一体化させるというものがあります。この、体とゴルフクラブの動きが一体となるメリットは大きく2つあります。
体とゴルフクラブの動きを一体化させる2つのメリットとは
メリットの1点目は、バックスイングでクラブヘッドにかかった遠心力を逃がしにくくするということです。
例えば、競技のハンマー投げでも同じですが、ハンマー投げの選手はハンマーの先端にかかった遠心力を最大限に利用し、ハンマーを遠くへ投げていきます。
ゴルフスイングでも同様で、バックスイングを行う際に体の動きとクラブヘッドの重さにより遠心力が生まれますが、この遠心力を感じたままの状態でインパクトを迎えることで、ヘッドスピードを最大化させることが可能となり、飛ばしにつながります。
メリットの2点目は、インパクトの安定性が増すことです。
体とゴルフクラブの動きが一体となることで、イメージしたフェース面の角度でインパクトを迎えやすく、自分の持ち球に合ったボール、言い換えれば安定した一定の曲がり幅のボールが出易くなります。
スイングのリズムとテンポ、意識していますか。
では、体とゴルフクラブの動きを一体化させるためにはどうしたらよいのでしょうか。
ゴルフスイングを淀みなく行うためには、スイングの「リズムとテンポ」が一定となることが大切です。「リズムとテンポ」が一定となることで、体とゴルフクラブの動きに一体感が生まれます。
スイングの「リズムとテンポ」の取り方ですが、人により様々です。また、正解もなく、ご自身でリズム良く振り切れるものが最適といえます。代表的なものとしては「イチ・ニ・サン」の3テンポ、「イチ・ニ」の2テンポ、さらに「イーチ」の1テンポなどがあります。
プロ大会史上世界最年少優勝記録(14歳9ヶ月)を保持している天才少女、リディア・コ(Lydia Ko)のスイングを紹介します。理想的なスイングリズムとテンポで振り切っています。ご自身のスイングの「リズムとテンポ」を研究する上で、参考となれば幸いです。
ゆったりとした「リズムとテンポ」で、まさに流れるようなスイングです。
このくらい「ゆったり」としたスイングでも、リディア・コ(Lydia Ko)のドライバーの平均飛距離は250.783ヤード(2013年)もあります。
ドライバーショット 正面
ドライバーショット 後方
スイングのリズムとテンポを良くするためのドリル
スイングの「リズムとテンポ」を良くするためには、連続素振りのドリルが効果的です。
この動画にあるような連続素振りを行うことで、バックスイングや切り替えしでの無駄な力感が取れていきます。
また、スイングのテンポを意識しながら行うことでリズムとテンポが良くなりますので、ご自身のスイングのテンポに合わせて試してみてはいかがでしょうか。